2019.06.09 9:39 | 日本代表
男子日本代表サムライジャパン(世界ランキング18位)は8日(土)、FIHシリーズファイナル・インド大会の第2戦で南アフリカ代表(16位)と対戦。
2-0で勝利した。(0-0/1-0/1-0/0-0)
初戦でメキシコ代表に苦戦していたサムライジャパンは、この日は立ち上がりから気迫のあるプレーを見せた。
世界ランキングでは格上であり、アフリカ大陸王者枠での東京オリンピック出場が有力視される南アに対して臆することなく主導権を握ってゲームを進める。
第1クオーターは田中健太選手や村田和麻選手がシュートを放つもゴールならず。0-0で終える。
第2クオーター、均衡を破ったのは日本。星卓選手が打ち込んだヒットパスを福田健太郎選手がタッチシュートで華麗に決めて、先制点をあげる。
第3クオーターに入っても試合を優位に進めるサムライジャパン。プレスをかけ、星選手がセンターライン付近でボールを奪うと一気にスピードをあげてカウンターアタック。星→村田→星→福田とテンポよくボールをつなぎ、最後は村田選手がタッチシュートを決めて2-0。リードを広げる。
第4クオーターに入ると若干、ゆるみが出てきたのか。試合終了のブザーが鳴ったタイミングで南アにシュートを与え、ゴールを許したかのように見えた。しかし、ブザー終了後にゴールラインを割ったという判断が下され、ノーゴール。
過去、オリンピック出場を阻まれたこともある因縁のある南アに対して、2-0でサムライジャパンが勝利した。(0-0/1-0/1-0/0-0)
得点者
26分 日本 #17 FG 福田健太郎
45分 日本 #7 FG 村田和麻
この試合で星卓選手が国際試合出場数が節目の100試合となった。
1点目はアシスト、2点目はプレスでボールを奪ったのちに「アシストのアシスト」、と大車輪の活躍を見せた星選手。
星選手は、初戦のメキシコ戦で100Capとなり、マン・オブ・ザ・マッチの活躍を見せた膳棚大剛選手と同級生。
同級生に負けていられない、と言わんばかりの気持ちの入ったプレーで勝利に貢献した。
また、この試合のマン・オブ・ザ・マッチには田中健太選手が選ばれた。
| POTM | Kenta Tanaka | Japan
— Odisha Sports (@sports_odisha) 2019年6月8日
JPNvRSA#FIHSeriesFinals #RoadToTokyo #Odisha2019 pic.twitter.com/gMdorHga1Y
今大会の初戦メキシコ戦でサムライジャパンデビューとなった藤島来葵選手。
メキシコ戦後(南ア戦の前)の動画だが、今後の活躍に期待を込めて、ここで紹介したい。
2戦2勝のサムライジャパンは現在、Bグループの2位。
同じく2戦2勝のアメリカ代表(世界ランキング25位)が得失点差でBグループ1位となっている。
そしてグループリーグ最終戦の第3戦はそのアメリカと対戦する。
アメリカは初戦で南アと2-0、2戦目でメキシコに9-0と勝利し、勢いに乗っている。
注目プレイヤーはHARRIS Pat選手。
ドイツ・ブンデスリーガの強豪、Mannheimer HCでプレーするMFで、アメリカ代表の中盤の核となる選手だ。(右がPat選手)
第3戦は6月10日(月)日本時間・午後12時15分試合開始予定。
なお、第3戦は下記リンク先のページでライブ配信される。
https://fih.live/view/event/45991
初戦は膳棚選手、2戦目は星選手と、1試合ごとに「ラッキーボーイ」的な選手が出てきているサムライジャパン。
次なるラッキーボーイは誰だ?!
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