田中健太、世界最高峰のホッケー蘭リーグ制覇へ「マジでここから」

2020.03.06 10:50 | 海外

日本代表について

ウィンターブレイク中の日本代表合宿は、田中にとって8月に五輪会場の大井ホッケー競技場(品川区・大田区)で行われたテスト大会に出場して以来の代表活動。

「久々に代表合宿に行くと刺激になっていいね。こっち(オランダ)はこっちで刺激あるけど、代表には代表の刺激があって。チームの成長を感じたり、自分の役割を再確認したりすることができた」と田中。

▼日本代表合宿の様子

サムライジャパン主将の山下学とともにチーム最年長選手(31歳)の田中は「チームの雰囲気は良かったと思う。代表メンバー自体は大きく変わっていないからすぐにフィットできた。久々に一緒にやったからパスを欲しいタイミングでもらえなかったりしたときもあったけど、そのあと要求して合わせられたし、問題ないかな」と語るなど、チームを俯瞰しながら過ごしたようだ。

ただ、新型コロナウイルスの影響で4月にマレーシアで開催予定だった6カ国大会、アズランシャーカップ(マレーシア・イポー)が五輪後の9月・10月に延期になったことを受け、「(実戦機会が減って)日本代表メンバーのゲーム感覚が大丈夫か心配」と田中。

ウィンターブレイク中に実戦経験を積んでいなかったため、オランダに戻った後は「ゲーム感覚を戻すのに苦労した」という実体験をもとに、今後の日本代表活動を気にかけている様子だ。

オランダのチームビルディング

田中は2月中旬に日本からオランダに戻り、所属クラブ・HGCのトレーニングに合流。3月初旬のリーグ再開に向けての準備期間にはヨーロッパのクラブらしいチームビルディングがあったことを明かしてくれた。

「こっちに戻ってきたのがリーグ再開2週間前。合宿があって、練習試合をやったり、アヤックス(オランダの名門サッカークラブ)の施設に行ってサッカーを通じてチームビルディングをしたり。
各個人がどう思っているかを分析し、それをチームで共有するようなメンタル的なミーティングもあった。アヤックスに行った夜にはチームで船に泊まって同じ時間を過ごしたりして、本当に良いチームビルディングができた」

▼アヤックスでのチームビルディング

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