2020.04.25 20:20 | 日本代表
男子ホッケー日本代表サムライジャパンは25日、選手とコーチ・スタッフ合わせて36名でオンラインミーティングを実施した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月末に代表合宿が解散し、活動が制限される中、サムライたちはオンラインでチームの連帯感の醸成や戦術理解の共有に取り組んでいる。
電話取材に応じた主将の山下学(小矢部RED OX)は「知識の共有ができた」と手応えを語り、ミーティングのホスト役を務めた山堀貴彦コーチは「ポジション毎のディスカッションが有効だった」とコメントした。
オンラインミーティングは18日に続き今回が2回目。アイクマン監督が作成したスライドや映像を画面共有して「世界トップチームの戦術などを参考に、新しい攻撃スタイル」(山下)についての内容を議論。
「発言する人が限られていた」(山堀)という前回の反省を活かし、今回はポジション毎にトークルームを分けてミーティングを実施したことで若手選手の発言も増え、活発に議論が行えたようだ。
富山の自宅から参加した山下は「顔を見ながらみんなで話せることはいいこと。今まで準備してきたことを忘れないために知識の共有をすることが大事だと思う。(コロナが終息し)次回合宿に集まったときにさらに戦術面でレベルアップした状態で集まれるようにしていきたい」と今後について前向きに語った。
次回のミーティング開催に向けてアイクマン監督からは「誕生日を迎えた選手に全員で歌をプレゼントせよ」という宿題が課された。画面越しとは言え、一堂に会して顔を合わせてそのような取り組みを行うことはチームビルディングにもつながるだろう。ミーティングは今後も一週間に一度のペースで継続していく予定で、「いまできることに集中」(山下)して五輪に備えていく日々が続きそうだ。