女子石動高校、岐阜各務野高校が二校優勝/ホッケーインターハイ

2021.08.18 19:37 | 高・中・スポ少

 高校日本一を決定する全国高等学校ホッケー選手権大会は18日、富山県の小矢部ホッケーフィールド by 三井アウトレットパークで女子準決勝が行われ、前回優勝の石動高校(富山県)が八頭高校(鳥取県)を6-0で破り、岐阜各務野高校(岐阜県)が伊吹高校(滋賀県)を7-0で破った。

 今大会は大雨などの天候不良を受け、競技日程・会場変更により、決勝戦は行われず、二校優勝となる。石動高校は3大会連続7回目の優勝、岐阜各務野高校は7大会ぶり25回目の優勝を飾った。

試合結果

石動(前回優勝) 6-0 八頭
(1-0/2-0/2-0/1-0)
<得点者>
・4分 荒井夢生(石動・FG)
・24分 小谷内葵子(石動・FG)
・27分 荒井夢生(石動・PC)
・41分 林真魅衣(石動・FG)
・44分 早助咲那(石動・FG)
・52分 高橋由衣(石動・FG)

ゴールを狙う石動高校

伊吹 0-7 岐阜各務野
(0-2/0-2/0-2/0-1)
<得点者>
・5分 佐々木里紗(岐阜各務野・FG)
・10分 佐々木里紗(岐阜各務野・FG)
・22分 山藏百音(岐阜各務野・PC)
・28分 佐々木里紗(岐阜各務野・PC)
・32分 松波芽依(岐阜各務野・FG)
・43分 平光杏衣(岐阜各務野・PC)
・51分 佐々木里紗(岐阜各務野・FG)

笑顔の岐阜各務野高校

コメント

石動・西永 毅監督

 ペナルティーコーナーの決定率などシュートはすこし精度がかけた部分はあったが、早い段階で得点が取れたのがよかった。
 大会を通じて守備は赤畠美有(3年)を中心によく守れた。無失点で優勝というのは初めてだと思う。3試合で19得点取れたのはよかった。
 3年前から地元のインターハイということで準備をしてきて、運営側としても指導者としても最高の結果を残せてよかった。子どもたちに感謝したい。
 ここ数年、インターハイは2連覇はあっても3連覇はなかったと思う。それを達成できたことはよかったし、1・2年生が多いチームなので4連覇も夢じゃないと思う。(今後の)国体、高校選抜に向けて精度をあげていけば高校生としてはレベルの高い試合をしていけると思う。

石動・林 真魅衣主将

 地元開催ということでたくさんの方が携わってくれていたので日本一を取って恩返しをしたいと思って大会に臨んだ。目標だった3連覇を達成できてよかった。チームとして、今までで一番出来が良かった大会だと思う。個人的にも点数を決めることができてよかった。ドリブルでボールを浮かして決めたシュートは、コーチの山下彰子さんや前田圭治さんに教えてもらった。
 次の国体も優勝を目指している。まだ課題はあるのでそこを修正して日本一を目指したい。

石動高校・林主将とご家族

岐阜各務野・長尾 美和監督

 猛暑が一転、大雨が続く悪天候となり、2年ぶりのインターハイが無事開催していただけたこと、実行委員会始め、多くの関係者の方々に感謝したい。
 また、他競技では、無観客開催であったにも関わらず、関係保護者の観戦も実現し、大変ありがたく思っている。
 選手たちは、2年ぶりの大会に向け、様々な活動制約がある中、目標を見失うことなく、昨年の先輩の分もコートを走り回ってくれた。
 今はただ、一日も早くコロナが終息し、当たり前に大会開催ができることを祈るばかり。選手たちには更なる目標に向かって、邁進してほしいと思う。

岐阜各務野・山藏 百音主将

 たくさんの応援ありがとうございました。応援していただく周りの方々へ感謝の気持ちを結果で示すことができてよかった。まずは自分たちの最終目標である三冠に向けてスタートラインに立つことができた。
 今回の大会では、日ごろの練習の成果を出し、「必ず勝つ」という強い気持ちが前面に出た試合をすることができた。次は国体に向けてさらに練習を重ね、チーム力を高めていきたい。