活動のご報告report

 春の大学生No.1を決める大学王座決定戦が7月9日(木)~12日(日)、埼玉県・阿須ホッケー場でありました。例年は6月に開催される大会ですが、ワールドリーグセミファイナルの関係で2週間ほど遅い開催となりました。7月12日(日)の決勝は4年ぶりの日曜日決勝となったこともあり、立ち見もでるくらい観客で会場が埋まりホッケー場が満員となりました。

 満員御礼となったのはよかったのですが、手放しでは喜べない状況です。「広報活動はほとんど何もしていない状況で今のホッケー場のキャパが限界に達する」ということになります。つまり、選手と関係者+αだけで満員となり立ち見となってしまいます。

 スポーツを事業として捉えると、地域―企業―観客―チーム(選手たち)がWIN-WIN-WIN-WINになって初めて成り立ちます。今のホッケーは、地域として力を入れている市区町村はありますが、観客誘致の施策と企業への広報PR、上げた収益のチームや協会への分配などは、まだ出来ているとは言い切れません。「地域とチームはお金を出しているが、企業も観客もあまりお金を出さない=お金を出すほど魅力に感じていない。」という状態です。有料化は観戦者へサービスとして還元するための財源とし、観客を増やすための広報や広告に使い、綿密なマーケティングや分析の結果を次の施策に活かす、という当たり前のことですが、まだまだやるべきことがあります。企業レベルでは当たり前に行われていることでもホッケー界という"大きな業界”になると、当たり前には行われていないことがよくあります。その原因は、業界の特殊性でも資金の問題でも普及の問題でも人脈の問題でも強化の問題でもなく、人材の問題(内部人材育成と外部人材の登用)だと思います。

いつも繰り返しになりますが、私たちマイホッケープラスにはヒトもお金もモノもありません。だからこそやれることは限られています。ヒトもお金もモノもなくてもできること。それは、広報や情報発信です。ホッケーというスポーツを正しく伝えるために、まずは情報を適切に分解し、適切に発信し、適切なタイミングで届けることだと考えます。

毎年、全国大会の決勝戦をマイホッケーは撮影しています。撮影したそのままの映像を流せばいいのではないか、ということをよく言われますが、それは競技者の視点だと思っています。私たちはあくまで普及させることを第一においていますので、適切な長さにした適切なコンテンツを適切な方法で伝えようとしています。編集したハイライト映像は、マイホッケーTV(Youtube)で公開しています。ぜひご覧ください。

 

さて、7月のもう一つのハイライトは、7月19日福井県立ホッケー場で開催されたホッケー日本リーグのホッケー界初のライブ配信を実現させたことです。私たちは何よりもスポーツの本当のおもしろさは「ライブ」にあると考えています。拮抗した試合、何が起こるかわからない展開、それを生で見られることがスポーツ映像をコンテンツとして考えたときに、必要な要素だと思います。もちろん、見逃した人のための、VOD配信やそれらを支えるための収益源・課金モデルなど、クリアすべき課題はたくさんありますが、まず第一歩として映像ライブ配信を実現させることができました。当たり前のようにスポーツ中継を見ている私たちもいざ逆の立場になると、大変そのものです。苦労話はもっとうまくいってからにしたいと思います。当日は色々な壁にぶち当たりながらも、37,609人という視聴者に見ていただけました。この場を借りてお礼申し上げます。

 さて、マイホッケーはただいま機能拡張を行っています。全国のホッケー情報を集めるための仕組みをマイホッケーで構築をしています。9月にはリリースできますのでお楽しみにお待ちください。

相変わらず暑いですね。どうぞ8月も引き続きよろしくお願い致します。

平成27年8月15日
特定非営利活動法人マイホッケープラス
代表理事 福島雄裕

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2015年7月5日:2015年6月活動のご報告

2015年6月5日:2015年5月活動のご報告

2015年5月5日:2015年4月活動のご報告

2015年4月5日:2015年3月活動のご報告

2015年3月5日:2015年2月活動のご報告

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2015年1月5日:2015年のご挨拶