2019.10.13 9:25 | 藤本一平コラム
こんにちは!
藤本一平です。
今回はホッケーの応援について、取り上げたいと思います。
8月、大井ホッケー競技場で開催された東京2020テストイベント「READY STEADY TOKYO HOCKEY」では、初めてホッケー観戦に訪れた方々から、
「ホッケーはどう応援するのですか」
「観客席が静かなのですが、声は出してはいけないのですか」
というような質問があったそうです。
私自身、会場にいましたが、記憶では「ニッポン!(拍手でチャチャチャ)ニッポン!(チャチャチャ)」や「さくら!さくら!」という応援は聞こえましたが、たしかに観客からの息の合った応援、というのは少なかったかもしれません。
日本リーグの会場に行くと、企業チームでは会社関係者の方々が鳴り物応援をされていたり、掛け声も独自のものがあって、また、学生チームは部員による応援が大学毎で異なっていたりと、応援を観ているだけでも楽しめたりします。
高校生の試合での定番は「イッケー、イケイケイケイケ(学校名)、前線で、中盤で、最終ラインで!」とか、PCの時に「決まりまーす!」あるいは「止まりまーす!」という声でしょうか。
岐阜総合学園の「エスオージーオー、エスオジオ、総合!」や立命館大学の「いったれー!」も印象的です。
盛り上がりを見せているラグビーW杯では相手チームの国歌を覚えて歌う取り組みに注目が集まったりしていますね。
さて、EHLではどのような応援をされていたか。
印象に残った3つの応援について紹介したいと思います
1.お母さまの熱すぎる応援
2.目立つコスチューム
3.歴史を感じる一体感
まずは田中健太選手所属のHGC(オランダ)。
試合中は下の動画のように「カモン!パーゲーツェー!」(Come on HGC!)という声が何度もピッチに響き渡っていました。(HGCをパーゲーツェーと発音するようです)
この上の動画のはじめの方で大きい声で「カモン!パーゲーツェー! 」と熱い声援を送っているのは元オランダ代表、ブラム・ローマンズ氏のお母さまです。
←ローマンズ氏はアトランタ、シドニー五輪の金メダリスト。
ドラッグフリックのスペシャリストで、オランダ代表201キャップ&140ゴールをあげた名選手(ちなみに身長は2m) 。
←中央のヒョウ柄がお母さま。右がお父さま。
ローマンズ氏は現役時代、HGCでプレーしていたチームのOB。ご両親とともにオランダからバルセロナに駆けつけて応援していました。
日本の試合会場でも保護者の方が熱狂的に応援している姿を目にすることがありますが、ローマンズ母のパワフルさもかなりのものでした(さすがは五輪金メダリストの母?)。
どの国のサポーターも、「カモン!(チーム名)」や「カモン!(選手名)」で応援するのは定番の一つのようですので、オリンピック本番では「カモン!ジャパン!」と応援するのもありかもしれませんね。
>>2ページ目へ続く